自尊心とは
一言でいうと
自尊心とは自分を好きになることです。
これだけ聞くとナルシストだと思われそうですが、自尊心は実はだれにでもあります。例えば「今日頑張ったからおいしいものを食べよう」と思うとします。これはよく頑張ったと自分で自分を褒めているのです。このように日常的に自尊心は生まれています。
自尊心がないとどうなるか
自尊心が低いと自分は周りの人より劣っていると思ったり、自分はだれからも必要とされてないといった、ネガティブな考えが浮かんでしまい充実した生活ができません。また人間関係でも嫌われたくないなどの周りの自分への評価が気になってしまい、無駄な疲労感が生まれてしまいます。楽しいことをしているときも虚無感を感じてしまいます。
自尊心が高いと何がいいのか
自尊心が高いと生活に充実感が生まれます。充実しているとネガティブなことを考える時間が無くなるので生活の効率が上がります。その時間で新しいことに挑戦できます。仕事も充実していれば疲労感も少なくなりますし、気持ちよく睡眠できます。もし仕事がつらい時でも休日で充実した時間が過ごせれば、頑張ろうと思えます。また自尊心が高い人は芯があるので異性からも同性からも魅力的に見えます。
高すぎるのは注意
自尊心が高すぎると誰からも好かれなくなってしまいます。1人で生きていくのであればいいですが、友達や家族と楽しい時間を過ごしたいのであれば、自分が好きな感じを前面に出すのはほどほどにして心に閉まっておきましょう。
なお今回はこちらの書籍を読んで思ったことを書きました。
自尊心を高める方法
自尊心が高いと良いということをご説明しました。ここからはどうすれば自尊心を高めることができるのかをご説明します。
1. 今の生活が幸せだと思う
今の自分の生活が幸せなことに気づきましょう。今の環境を今より急激によくすることができませんし、もっと生活環境が良くない人もいます。もし1日中寝て後悔しているなら、1日中寝れる時間があることを幸せに思いましょう。
2. 自分の価値を信じる
自分がいいと思ったことは信じましょう。他人に何を言われようが自分がそう思ったなら大事にするべきです。それが自分の個性であり、考え方の違いを楽しめるポイントです。ただし他人に押し付けるのはやめましょう。
3. 自分のしたいことをする
「誰かに言われたから」や「みんながそうしているから」と言ってその行動をやめてしまうのはもったいないです。自分がしたいことをして常に自分の気持ちに素直になりましょう。親や上司の言うことは「絶対に正しい」わけではないのです。
4. 自分を受け入れる
自分のコンプレックスや欠点を気にしすぎるのはやめましょう。気にしたところでなくなるわけではないし、他人はそこまで自分のことを気にしていません。生活に支障がないならありのままの自分を受け入れましょう。
5. むやみに人を傷つけない
何もないのに他人の悪口を言うのはやめましょう。言ったところで何も解決しませんし、無駄な争いが生まれてしまいます。仕事が終わらなかったときなど誰かのせいにしたいときもありますが、そんなことはどうでもいいのです。いい関係を築けばそのうち自分に返ってきます。
私の経験した話ですが、社会人になってグループで作業していました。その時進捗が悪い原因が明らかに1人のせいだと感じたのですが、先輩は何も言わず遅れをカバーしていました。最終的にその悪いと感じた人がほかのところでとても頑張ってくれたのでグループが楽になりました。悪いと思ったときにその人を責めていたら、雰囲気が悪くなり楽はできなかったと思います。このときにその先輩には一緒ついて行こうと思いました。
6. 完璧を求めない
常に完璧を求めているといいことだけではありません。他人とのコミュニケーションの機会を失ってしまいますし、自分も常に集中しないといけないので疲れてしまいます。特に自分がリーダーなど管理側の人間であれば、隙が無いので管理している人達に恐れられてしまいます。ここ一番のプレゼンや発表では完璧が良いですが、普段は肩の力を抜きましょう。
7. 常に答えを求めない
よく言われますが、女性の会話にアドバイスはいらないのです。それと同じで誰もが常に答えを求めて話しているわけではありません。むしろ常に正論を言い続けると嫌われます。本当にアドバイスが欲しいときだけアドバイスし、それ以外は曖昧でいいのです。特に日常の会話や飲みの場では正論は1つも言わず、曖昧にふざけ続ける方が楽しいことでしょう。
8. 他人と比較しない
他人と比較して自分はどこが劣っている思っているうちは幸せにはなれません。他人は他人、自分は自分と思い、他人も自分も長所だけ大切にしましょう。落ち込んだりしている時間はすべて無駄です。その時間で自分の良さを伸ばしましょう。
9. 他人にどう思われているか気にしない
他人からどう思われているのか気にして行動、発言しているうちは自分らしさが出てきませんし、疲れます。それに今の自分でいいから周りの人は一緒にいるので今更考えても意味はないのです。ただし明らかに嫌われている人と距離を縮めたいのであれば別です。あまり気にせず自分らしい方が好かれます。どんなにダサいと言われるファッションでも自分がしたければすればいいのです。むしろその状況を楽しんじゃいましょう。
10. 悪い影響を与える人から離れる
まず、普段から他人に攻撃的な人、否定的な人からは距離をとりましょう。相手にするだけ労力の無駄ですし、一緒にいると自分もつられてしまい悪い影響しかありません。逆にいつも笑っている人やいつも誰かを褒めている人のそばにいると自分もポジティブになれます。
感想
私自身学生のときから誰かに合わせて損をしたり、ふとした時に虚無感に襲われていました。でも自尊心を高めることで考え方や行動力が変わり充実感を得ることができました。充実していると周りにもいい人が増えてストレスもなくなり、さらに人生を楽しいと感じられるようになりました。
幸せを感じていない人は意外にも真面目な人に多いです。真面目な人ほど頑張りすぎたり、周りの目(評価)を気にしたり、すべて自分でやろうとしたり。でもそれって人生を楽しむ機会を失っているのです。なので皆さんも頑張りすぎず、神経質にならず、考えすぎず生活してみてください。自分の人生を楽しみましょう!