世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
今回は「やりたいこと」の見つけ方を読んで得た知識と感想について書いていきます。
誰もが1度は自分のやりたいことってなんだろうと考えるときってありますよね。
特に学生の進路を決めるときや、就職してから転職を考えるタイミングなど…
そういったときに結局考えても解決しない場合が多いと思います。
でも実際は自己理解が足りていないだけであって、やりたいことは自分の中にあるのです。
それを自己理解メソッドを使って紐解いていきます。
結論
結論から言うと、やりたいことを見つけるには自己理解するしかないということです。
自己理解は、以下の3つの柱から深めていきます。
- 好きなこと(情熱)
- 得意なこと(才能)
- 大事なこと(価値観)
これらを1つずつ考えて、3つが掛け合わされることによって本当にやりたいことが見つけられるというものです。
やりたいことを見つけるときの5つの間違い
やりたいことを見つけるときに間違っている思い込みが5つあります。
これは他の自己啓発本などで紹介されていることもあり、結構浸透していますが読んでいて納得しました。
実際に私も間違っていたことに気づかされました。
「一生続けられること」でなければいけない
「一生やりたいことを見つける」というのは間違いです。
iPhoneが発売したのが10年前です。そんな時代に1つの「やりたいこと」に固執するのはリスクでしかありません。
→今一番やりたいことをやればよい。
やりたいことを見つけたい時には「運命的な感覚」がある
やりたいことを見つけたい時には運命的な感覚があるから自然とわかるというものは迷信です。
実際にやりたいことを見つけても最初は「ふーん、面白いかも」という興味レベルであることがほとんどです。
→やりたいことを見つけても最初は興味レベル
「人のためになること」でないといけない
「やりたいこと」は人のためになるような立派なことでないといけないと思っている人が多いです。
しかし「やりたいこと」を考える時点では、それが人の役に立つかなんてどうでもいいことです。
→自分のために生きることが人のためにもなる
見つけるには「たくさん行動する」しかない
「やりたいこと」がわからないなら、とりあえず行動してみるとよく言われるのは選択肢を増やすためです。
しかし「やりたいこと」がわからないなら増やすのは「選択肢」よりも「選択基準」なのです。選択基準は自分の内側にあるため自己理解が必要になります。
→見つけるには自己理解するしかない
やりたいことが「仕事」にならない
「やりたいこと」を見つけようとする時の最大のハードルが「やりたいことが仕事にできそうにない・・・」という考えです。
「やりたいこと」は自分の内側にしかありませんが、「やりたいこと」の実行手段は自分の外側にあふれています。
「やりたいこと」の実行手段まで自分で考えるとなると、「やりたいこと」探しのハードルが一気に上がってしまいます。そのため「やりたいこと」と実行手段をセットで考えるのはやめましょう。
→やりたいことは自分の中にある。実行手段は社会の中にある。
自己理解メソッド
やりたいことがわからないのは、言葉の分類が足りてないからです。
自己理解メソッドを通してぼんやりしている「やりたいこと」という言葉を明確にしていきます。
自己理解メソッドの3本柱
やりたいことを見つけるには「直感的に」ではなく、「論理的に」見つけ出します。
そのためには自己理解メソッドの3本柱を考えます。
- 好きなこと(情熱)
- 得意なこと(才能)
- 大事なこと(価値観)
ここからこの2つの公式が成り立ちます。
好きなこと × 得意なこと = やりたいこと
好きなこと × 得意なこと × 大事なこと = 本当にやりたいこと
好きなことと得意なことで「やりたいこと」自体は見つけられますが、そこに大事なことが欠けていては不完全な「やりたいこと」になってしまいます。
「好きなこと」とは
「好きなこと」とは「自分の情熱がある分野」のことです。
特徴として
- 興味があってもっと知りたいと感じる
- 関わるだけで面白いので「これが本当に仕事でいいの?」と感じる
- 「なんで?」「どうすれば?」のような問いがわいてくる
など自分が興味を感じてこれに関わって痛い情熱をそそられる「分野」のことを好きなことと呼びます。
ずっと成長し続けていけるのが「好きなこと」(情熱)
「得意なこと」とは
「得意なこと」とは「自然と人よりも上手くできて、やっていて心地よいこと」のことです。
特徴として
- やっていて心地よい
- 頑張らなくても無意識にやっている
- ストレスがないので夢中になりやすい
- 他の人に対して「なんでこんなことができないの?」と思う
「好きなこと」と「得意なこと」と同じくやっていて楽しいものです。
また「得意なこと」と「スキル・知識」は別ものなので混同しないようにしましょう。
「得意なこと」は才能であり、「スキル・知識」はあとから身につけれるものです。
実は100%全員が持っているのに気づいていないのが「得意なこと」(才能)
「大事なこと」とは
「大事なこと」とは価値観のことです。
行動ではなく状態です。
「なんのために働くのか?」という質問に対しての答えが「大事なこと」になります。
働き方を決める上で最も重要な「大事なこと」(価値観)
本当にやりたいことの具体例
「なぜ仕事をするのか?」の問いには「大事なこと」で答えられます。
「なんの仕事をするのか?」の問いには「好きなこと」で答えられます。
「どうやって仕事をするのか?」には「得意なこと」で答えられます。
これらのWhat(何を)、How(どうやって)、Why(なぜ)の3つをこたえられるように自己理解を深めていきます。
この本の著者の場合はこのようになります。
- What = 自己理解
- How = 体系立てて伝える
- Why = 人生に夢中になり、なってほしい
から「人生に夢中になってほしいから、自己理解を体系立てて人に伝える」となるらしいです。
私の場合はこのようになりました。
- What = プログラミングの知識
- How = 学習して伝える
- Why = 役に立ちたい
から「役に立ちたいから、プログラミングを学習してブログで伝える」となります。
このような例を皆さんもたくさん書き出してみましょう。そうすることで少しずつ見えてくるはずです。
「やりたいこと」を実現する手段を見つける
自己理解メソッドを使って「やりたいこと」を見つけたとします。
そうしたら次に実行手段を見つけていきます。「やりたいこと」を見つけられたからこそ実行手段を見つけることができます。
「本当にやりたいこと」が見つかったら、すべきことは「本当にやりたいことを実現している自分」と「今の自分」の差を埋めることが重要です。
「やりたいこと」を定めれば、世の中の情報を見るときに「自分の『やりたいこと』に役立つ情報はないだろうか?」というアンテナが立ってどんどん情報が集まってくるようになります。
「やりたいこと」を決めれば、実現手段は自然と見つかる