こんにちは。まさきです。
今回は著書『エッセンシャル思考』という考え方について学び、最小の時間で成果を最大にする方法を習得しましょう!
エッセンシャル思考を理解することで、不要な仕事を排除し本当に必要なことだけにエネルギーを使うことができるようになります。
そして本当に必要なことに集中できるので、最大の成果を得られるようになるということです。
対象読者
繰り返しますがエッセンシャル思考とは無駄な作業を削除して、本当に重要なことに集中できるようなになります。
なのでこういった方におすすめです。
- 日々の仕事量が多く残業が多い方
- 他の仕事のせいで自分の仕事になかなか入れない方
- 集中力がないと感じる方
エッセンシャル思考とは
エッセンシャル思考を説明するにあたって、先にエッセンシャル思考ではない考え方について話しをさせてください。
エッセンシャル思考ではない考え方
エッセンシャル思考ではない考え方とは、「やらなくてはいけない」「どれも大事」「全部やる」といった思い込みが染みついてしまっています。
このような人はお願いされた作業を全て引き受けてしまい、そして責任感が強いため全部完璧に終わらせようとしてしまいます。
特に、優秀な人ほどこういった考え方になりやすいです。
皆さんは仕事が多すぎて終わらなかったり、残業が自然と多くなってしまったり、他の作業を優先するせいで自分の作業が進まなかったりしたことがないでしょうか?
こういったことが起きてしまうのは仕方がないことなのです。
これを「成功のパラドックス」と呼びます。
成功のパラドックスに陥る仕組み
- 自分で目標を定め仕事を行った結果、成功する。
- 成功したおかげで周りから「できる人」「頼れる人」といった評価を受ける。
- 周りの人に頼られることが多くなる。
- やることが多すぎて「時間」と「エネルギー」が拡散されてしまい、疲弊する。
- 疲弊しているため、考えるのが難しくなり全ての仕事を受ける。
- 本当にやりたいことができず、自分の作業も中途半端になる。
どうでしょうか?身に覚えありませんか?
周りから認められることは承認欲求が満たされるので幸せを感じるかもしれませんが、
その幸せは一時的なものであり、長期的にみると自分にとってマイナスなことなのです。
このような「やらなくてはいけない」「どれも大事」「全部やる」といった考え方は変えていきましょう!
エッセンシャル思考とは
ではエッセンシャル思考とは何かというと、先ほどの逆の考え方をしている人です。
つまり「やらなくてはいけない」「どれも大事」「全部やる」の考え方をやめるということです。
それは以下のように思考を切り替えることが必要です!!!
「やらなくてはいけない」→「やると決めたものだけをやりきる」
「どれも大事」→「大事なものはめったにない」
「全部やる」→「なんでもできるが、全部やる必要はない」
この考え方を理解して「より少なく、しかしより良く」を目指しましょう!
結論
エッセンシャル思考を身に付けることは、後悔なく生きるということです。
エッセンシャル思考を習得することで、本当に大切なことを見極めることができ、そこに最大限の時間とエネルギーを注ぐことで、今まで得られなかった成功と充実感を得られることになります。
また、他人に選択させず自分で選択することで、後悔がなくなり自分の選択に自身が持てるようになります。
エッセンシャル思考を身に付ける方法
ではエッセンシャル思考を身に付ける方法を学んでいきます。
エッセンシャル思考を身に付けるためには、エッセンシャル思考の「基礎となる考え方」を理解することが不可欠です。
そのうえで不要なことを見極めて、捨てる必要があります。
これをエッセンシャル思考の「見極める字術」と「捨てる技術」です。
今回は3つの基礎となる考え方に着目して話していきます。
基礎となる考え方
エッセンシャル思考の基礎となる考え方は以下の3つがあります。
- 選択
- ノイズ
- トレードオフ
これは上でご紹介した「やらなくてはいけない」「どれも大事」「全部やる」をやめることにつながっていきます。
では1つずつご説明していきます。
選択
エッセンシャル思考の人は自分の意思で選ぶ力を持っています。
選ぶ力と言うのは自分が持っている選択肢の中から、自分で意識的に選ぶことができるという意味です。
例えば、「職場ですでにたくさんの仕事を持っている状況で周りの人から仕事を依頼されたときに。どれから着手するか、そもそも全てやる必要があるのか。」といったような自分の持っている選択肢の中から行動を選ぶことです。
一番よくないのは言われたことをやるしかないと思いこみ、選択肢を考えようとしないことです。
自分で選ぶということは責任感も伴い疲れてしまうかもしれません。
しかし自分で選ぶことを忘れ、他人の選択を実行するだけになることは、他人に自分の人生を決めされることと同じです。
エッセンシャル思考の人は自分で選ぶことの価値を理解しており、他人に自分の人生を決めされることはしないのです。
ノイズ
「物事の大半はほとんど価値がない」という考え方です。
残念ながら、がむしゃらに努力すればいいというわけではなく、努力の量が成果に比例するとは限りません。
逆に「ある種の努力は他の努力よりも効果が大きい」ことがあります。
つまり、すべてのことに全力で取り組む必要はなく、価値があるものに全力を注ぐと良いというわけです。
極端に言うと本書では、『本当に重要なことにイエスというために、その他すべてにノーと言うとよい』と言っています。
これは私の解釈ですが、自分の人生を変える決断をいつでもイエスと言えるように、必要ないことはノーと言い準備をしておくべきだと思いました。
このようなすべてに全力で取り組むのではなく、成果が大きいものだけ努力するといった考え方を本書では「より少なく、しかしより良く」と表現しています。
トレードオフ
トレードオフとは「何かを選ぶことは、何かを捨てること」であるという意味です。
これは言わずもがな知っていると思いますが、人間の時間は有限です。
何かをやるには、それまでやっていたことを何か諦めなければなりません。
もし自分のキャパ以上にやることがあった場合、絶対回らなくなると思いませんか?
もし回らなくなることででる損失が些細なものなら良いのですが、仕事によっては莫大な損失額になったり、人脈の損失になりかねません。
こういった場合にエッセンシャル思考の人は「どうすれば両方(全部)できるのか?」と考えるのではなく、
「どの問題を引き受けるか?」そして「何に全力を注ぐか。」と考えると言います。
また有名なはなしでこのようなものがあります。
あなたには「家族」「友人」「健康」「仕事」があります。
成功するためには何か1つ諦めなければいけません。
そしてもっと成功するには2つ諦めなければいけません。
皆さんはこたえられますか?
これはジョークとして語られていますが、実際トレードオフを意識するにはよい質問です。
もし自分がトレードオフをせざるを得ない状況になったら思い出しましょう。
「自分はどの問題を引き受けるのか?」
見極める技術
基礎となる考え方をする場合、複数ある選択肢から本当に重要なことを見極めることが重要になってきます。
ここでは詳しくはご説明しませんが、例として90点ルールを挙げます。
90点ルールとは、
最重要基準を決め、その基準に従って選択肢を100点満点で点数を付けます。
このとき90点未満のものは全て諦めます。90点以上のものだけやるのです。
これにより中途半端な選択肢はやらずに済みますし、中途半端にやりたいものはやりたくないと同じだということです。
少し厳しめに感じますが、これぐらい厳しい方がちょうどいいのです。
もし「どの問題を引き受けるか」で悩んでいるなら90点ルールを採用してみてください。
捨てる技術
見極める技術で「絶対にやるべきこと」を決めたなら、「やらなくてよいこと」をきっぱり捨てなければなりません。
自分の手元にあるものを捨てるのは不安に感じると思いますが、捨てなければ新しいことはできません。
捨てる技術もいくつか書いてありましたが、今回は1つだけご紹介します。
捨てる技術としては「目標を決め、立ち止まらず追いかける」のがよいと思います。
目標を決めることでそこに向かって進むだけでよくなりますし、自分の軸もしっかりできるのでぶれないようになります。
例えば「稼ぎたい」としたなら、選択肢からどちらが稼げるかを比較できますし、進む方向も明確になります。
まとめ
エッセンシャル思考とはどういった考え方か理解できたでしょうか。
エッセンシャル思考を生きるということは、後悔なく生きるということです。
大抵のことはどうでもいいので、自分の基準で選択したもの以外は全部捨ててよいのです。
他人に自分の人生を決めさせず、最小の時間で最大の成果を出すものを自分で選ぶことです。
そうすることで充実した生活が待っています。
それがエッセンシャル思考。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
漫画版もおすすめです。