『チーズはどこへ消えた?』の要約と感想

読書

こんにちは。まさきです。

今回はスペンサー・ジョンソン著の『チーズはどこへ消えた?』の要約をしていきます。

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対象読者

この本の対象読者はこんな方です。

  • 新しい環境に不安を感じている方
    変化することが苦手な方
  • 変化しないといけない状況にいる方

伝えたいこと

この本で言う「チーズ」とは、私たちが人生で求めるものです。
(例)仕事、家族、財産、健康、精神的な安定など

「迷路」とは、チーズを追い求める場所です。
(例)会社、家庭、生活など

私たちの身の回りの物をチーズと迷路に置き換えて物語が構成されていますが、一番伝えたいことは、状況の急激な変化にいかに対応すべきかです。

結論

結論からご紹介します。以下がこの本の結論です。

変化は必ず起きる。

チーズは常に減っていき、なくなる。

変化を予期しよう。

チーズがなくなることに備える。

変化を探知しよう。

チーズがなくなっていっていることに気づく。

変化に素早く適応しよう。

古いチーズを早く諦めれば、それだけ早く新しいチーズを楽しめる。

変わろう。

変化することを恐れない。

変化を楽しもう。

冒険を十分に楽しもう。

そして最大の障害は、自分自身が変わろうとしなければ好転しないことを知る。

自分の人生は、自分しか変えられない。

要約

ここからはストーリーの一部です。
チーズがなくなってからのねずみと小人の行動に着目すると楽しめると思います。

チーズはどこへ消えた?

ある国では小人のヘムとホーとネズミのスニッフとスカリーの小人2人とネズミ2匹が、迷路で食料のためのチーズを探しまわっていました。

ある日、苦労してチーズステーションで大量のチーズを見つけ、チーズを毎日楽しみに生活していました。

ところがある朝、二匹のネズミが着くと、チーズがなくなっていました。

ネズミは毎朝変わったことがないかを調べていてチーズが古くなっていたことを知っていたので、特に驚きませんでした。

二匹のネズミはすぐに新しいチーズを探しに飛び出しました。

二人の小人はいつも通りチーズがあるものだと思っていたので、チーズがないことに気づくととても驚いて言いました。

「チーズはどこへ消えた?」

そこから二人の小人は周囲を調べてチーズがなくなった原因を調べたり、チーズが戻ってくるのを待っていて、その場所から動きませんでした。

チーズを探しに行くべき?

時間が経ち、小人のホーは「出かけよう!」と口にしました。

しかし、ヘムは「ここは居心地がいいんだ。探しに行ってチーズがなかったらどうするんだ?」と、聞く耳を持ちません。

ホーは行動しても何も変わらないかもという不安がありましたが、チーズを見つけた自分を想像したら「最後にはチーズは見つかるに違いない」と勇気が出てきたので、ついに迷路にチーズを探しに行く決意をします。

迷路での気づき

迷路に足を踏み出したホーは今までいた場所を振り返り、「なぜすぐに立ち上がり、チーズを探さなかったんだろう?」と思い先に進みます。

ホーは本当に迷路に行くべきか不安になりましたが、壁に言葉を書きつけしばらく見つめました。

『もし恐怖がなかったら何をするだろう?』

いまになってわかるのは、何が起きているかを注意してみていたら、変化に備えていたら、あんなに驚くことはなかっただろうということです。

これからは変化が起こるのを予想し、いつ変化が起きるか本能的に感じとり。それに適応する準備をしようと思いました。

『つねにチーズの匂いをかいでみること、そうすれば古くなったのに気がつく』

ホーはヘムが迷路に出る見切りを付けただろうかと考え、自分が迷路に踏み出したときのことを思い出しさらにヘムに向けて壁に書きつけました。

『新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる』

ホーは気づいたら恐怖がなくなっていて、気分がよくなっていました。

その理由が何かわかりました。

『恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる』

ホーはいっそういい気分を味わうため、心の中でチーズをより細かいところまでイメージし、そしてまた壁に書きつけました。

『まだ新しいチーズがみつかっていなくてもそのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する』

ようやく新しいチーズステーションを見つけたのですが、入ってみると中はすでに空っぽでした。

もっとはやく見切りをつけていれば、ここでたくさんのチーズをみつけることができたのにと思いました。

『古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる』

迷路にチーズを探しに出てからホーの考えは変わりました。

以前は変化は間違っていると思っていましたが、今は予想しててもしていなくても変化は起こるのが自然なことだとわかりました。

そしてまた壁に書きつけました。

『従来通りの考え方をしていては新しいチーズはみつからない』

人は考えを変えると行動が変わることを知りました。

すべては、どう考えるかにかかっているのです。

『新しいチーズをみつけることができ、それを楽しむことができるとわかれば人は進路を変える』

さらに考えたことを書きつけました。

『早い時期に小さな変化にきづけばやがて訪れる大きな変化にうまく適応できる』

そしてついに見たことのない量のチーズを見つけました。

そこにはネズミのスニッフとスカリーの姿もありました。。。

さあ、新しいチーズを見つけよう

ホーは今までのことを振り返りました。

・変化は起こる。変化を予期せよ。
・小さな変化に気づくこと。そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる。
・変化に素早く適応すること。遅れれば適応できなくなる。
・変化を楽しむこと。
・問題を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。

そして最大の障害は自分自身の中にあるということ。

自分自身が変わろうとしなければ状況は良くなることはない。

ホーはヘムが自分自身の手で居心地の良さから抜け出し恐怖を乗り越えてこの場所までくることを願いました。

自分で変化することを選ぶことを。

感想

どうでしたか?名言づくしですね!

無事ホーは大量のチーズを見つけることができました。

これはホーが自分で変化することを選び、行動したからこその結果です。

この本では、このチーズを迷路を皆さんの生活に置き換えて考えることができます。

皆さんはこの登場人物の4人どれに当てはまるでしょうか。

ネズミのスニッフかスカリーなら現状に満足せず常に挑戦をし続ける方なので最高ですね。ホーのような方なら恐れつつも変化を受け入れられるので、問題が起きても解決するのも時間の問題でしょう。

ヘムの場合は身の回りに問題や危機が起きても現状を維持しようとするので最悪の状態になる前に抜け出さなくてはなりません。
問題が起きてからと起きる前に行動して選択肢を作っておいてからの変化では心の余裕が全然違うと思います。
まずは少しづつでも何か新しいことを初めて見るのもいいでしょう。

私の経験になってしまいますが、私の本業はエンジニアです。

エンジニアは常に新しい技術が必要になると言われています。
現場が変わったときに言語やツールが全く変わったり、急に新しいことを振られるかもしれません。

私の場合は、そのときにすぐに対応できるように普段使っている言語以外のIT周りの知識を学習するようにしています。
そうすることで周りの人には『できる人』、『なんでも知っている人』と思って頂けることや、
新しい言語や環境にストレスを感じずに済んだので常に用意しておくことはいいことばかりだと感じています!

変化は自分が意図していなくても自然に起こるものです。そこから変化を楽しみ対応していくか、それとも不安や恐怖のまま立ち止まるかはあなた次第です。

自分の人生は自分しか変えられません。新しいチーズを探しに行きましょう!

ちゃんとストーリーを読んでみたいと気になった方は手に取ってみてください。
勇気を出すために定期的に読むのもいいですよね。

また、その後の物語も出ています。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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この記事を書いた人

フリーランスエンジニアです。
未経験からSIer企業に入社して開発案件でプログラミングを学び27歳でフリーランスになりました。
主にHTML,CSS,JavaScript,Javaを書いています。
本を読むことが好きなのでIT以外にもいろいろ読んでいます。
好奇心旺盛でとりあえずやってみる精神。
楽しいことが生きがいで、仕事も私生活も楽しくなるように日々奮闘中。
お酒を飲みすぎないことが目標

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