フリーランスエンジニアになる方法は?会社員が独立するための6ステップ

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「フリーランスエンジニアになるには何をすればいい?」

そろそろフリーランスになりたい。でも何から始めればいいのか分からない。
会社員のとき、私もまったく同じ気持ちでした。

「とりあえずスキルを磨けばいいんでしょ?」
「案件ってちゃんとあるのかな…?」
「税金とか、手続きとか、面倒そう」

そんなモヤモヤを抱えたまま、私はフリーランスという道に進みました。
今になって思うのは、「フリーランスになる準備をしておいて本当に良かった」ということ。

この記事では、会社員として働きながら、1年後にフリーランスエンジニアとして独立するために私がやってきたことを、実体験ベースでお話しします。
あなたの不安を少しでも軽くできたらうれしいです。

このブログでわかること

この記事では、以下のような内容をお伝えします。

  • 会社員がフリーランスエンジニアになるためのステップと準備の流れ
  • 技術、案件、お金、手続きなどのリアルな課題と乗り越え方
  • よくある不安とその対処法(案件・税金・収入など)

フリーランスに向けて動き始めたい人にとって、最初の「地図」になれるような記事を目指しました。

フリーランスエンジニアになるまでの6ステップ

【ステップ1】なぜフリーランスになりたいのか、理由を明確にする

最初に考えるのは、「なんでフリーランスになりたいんだろう?」ということです。
私の場合、「もっと開発案件をしたい」というのが一番の理由でした。

会社員として働いていたとき、会社の方針でローコードやノーコードを中心に開発をすることになったり、年次があがることで顧客との調整や資料作りに時間を取られ、開発の時間がどんどん減っていきました。
そこでフリーランスになってがっつり開発をすることを決意しました。

ただし、フリーランスエンジニアは自由が増える分、責任も増えます。
たとえば、契約がいつ終わるか分からない、税金や保険の手続きも自分でやらなければならない…などです。

最近では「高還元SESの企業」や「副業OKの正社員」という選択肢もあります。
だからこそ、「なぜ自分はフリーランスなのか?」を言葉にしておくのが、後悔しないための第一歩になります。

【ステップ2】必要なスキルを整理し、磨く

次にやったのは、自分に足りないものを見つけることでした。

まず、「どんな案件を受けたいか」をざっくり決めました。私はWebアプリの開発が好きだったので、JavaやSpring Bootのスキルを磨くことに。

そのうえで、「技術経歴書に書けそうな経験があるか?」と考えました。
もしまだ薄いと感じたら、社内で少しでもリーダーっぽい役割や、設計に関わる機会を積極的に経験しておくのがおすすめです。

加えて、資格を取るのも良い準備になります。私はJava Goldを取得しました。面接でも話のタネになりますし、勉強のペースメーカーにもなりました。

お金の知識も少しずつ学びました。税金、年金、保険の仕組みは、フリーランスになるなら必須です。

【ステップ3】エージェントとつながる(6か月前)

退職を決意して半年を切ったころから、いよいよ現実的な準備を始めました。
まずやったのは、フリーランス専門のエージェントに連絡することです。

レバテックやMidworks、ギークスなどに登録して、いくつか面談を受けました。
面談はカジュアル面談という無料でいろいろ教えてくれるものもありますので気軽に面談をしてもOK。むしろ気軽に相談することで、自分に合う担当者かどうかが分かります。

ここで技術経歴書の作成も進めました。
このとき大切なのは、「実際に案件で使った技術」を中心に書くことです。
たとえば「Spring Bootが使えます」と書くなら、「どのような規模のシステムで、どのような目的で使ったのか」を具体的に添えると信頼されやすくなります。

盛ってしまいたくなる気持ちも分かりますが、面談で深掘りされることもあるので、正直に、かつしっかり伝えるようにしましょう。

経歴を整理することで、エージェントから単価の相場感も教えてもらえます。
この時点で、「まだ会社員のままがいいかも」と感じたら、それも立派な判断です。

【ステップ4】案件探しと商談(3か月前)

いよいよ独立が見えてきたら、具体的に案件を探し始めました。
エージェントに「言語」「働き方」「現場の雰囲気」「単価」など、自分の希望をしっかり伝えるようにしました。

この時期は、何社かと商談を重ねることで、より良い案件に出会える確率が上がります。
「最初だし…」と安く受けすぎると、後がつらいので、自分の価値は適正に見積もりましょう。

タイミング的には、案件が決まりそうになった時点で退職日を決めました。
「案件が決まっているのに会社を辞められなかった」は絶対NGです。エージェントと案件の企業に大きな迷惑をかけてしまいます。
逆に、経歴がしっかりしていれば辞める1か月前でも案件は意外と見つかるので退職を決めてから探しても大丈夫です。

【ステップ5】開業準備(1か月前)

退職日が決まったら、開業準備です。

私はまず、税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出しました。
青色申告は節税につながるので、やっておいた方が得です。

その後、会計ソフト(私はfreeeを使いました)を導入し、請求書や経費の管理ができるようにしました。

あとは、会社に退職届を出し、引き継ぎの準備を進めました。
円満に退職できるように自分のやることは最後までやり遂げましょう。

【ステップ6】退職とフリーランスデビュー!

いよいよ退職してフリーランスとしての新しい日々が始まります。
社会保険から国民健康保険・国民年金への切り替えも済ませましょう。

ここでひとつ注意しておきたいのが、「フリーランスになる場合、失業保険は基本的に受け取れない」という点です。
会社員を自己都合で退職し、その後すぐに開業して個人事業主になると、「就職活動をしていない」と見なされ、失業給付の対象外になります。

つまり、退職後すぐに収入がない状態になると、補填してくれる制度がないということ。
だからこそ、最初の1か月程度は収入がなくても困らないよう、生活資金を確保しておくのが安心です。

退職金があるところとないところもあるのでそちらも人事に確認しておくと良いでしょう。
すぐに振り込まれないこともあるのでいつ頃になるかも確認しましょう。

フリーランスとしての初月はまだ入金がないので、資金繰りの準備も含めて、慎重にスタートを切りました。
「これからは自分で道を作るんだ」
そう思った瞬間、ちょっと怖くて、でもすごくワクワクしました。

よくある不安とその対策

案件が取れるか不安…

正直、私も不安でした。でも、いくつかエージェントに相談してみると「案件はたくさんある」と知って、安心できました。

案件も何回か変えていますが毎回数件面談してその中から決めれるぐらいには数が多いです。
今はIT人材が不足していると言われているように実際はどの会社もエンジニア不足です。

税金・経理が難しそう…

私も最初はさっぱりでした。でも、freeeなどの会計ソフトを使えば思ったより簡単です。
最近では確定申告サポート付きのエージェントもあります。

また周囲にフリーランスで働いている人や副業でガンガン稼いでいる方がいるなら聞いても良いです。
基本的には税金の支払いと確定申告をすればいいので周囲に聞ける人がいるなら聞いた方が楽です。

収入が安定しないかも…

「1件決まったけど、その後どうなるんだろう…」と心配にもなりますが、実際は毎月継続して案件に入っていれば安定します。
案件も特に変なことをしなければ継続してくれるケースが多いです。
勤怠を守ったり会社のルールを守ってタスクをこなしていればも大丈夫です。

うまくいけば年収アップも夢じゃありません。

まとめ|「1年後の自分」を、今から少しずつ作っていこう

会社員からフリーランスエンジニアを目指す人は多いと思います。
きちんと準備をして、後悔がないようにフリーランスエンジニアになりましょう。

ここまで紹介してきたステップを振り返ります。

  • ステップ1:目的を明確にする
  • ステップ2:スキルと経験を整理する
  • ステップ3:エージェントとつながる
  • ステップ4:案件探しと商談
  • ステップ5:開業準備
  • ステップ6:退職とフリーランスデビュー

このように「1年後の独立」という目標に向けて、半年〜1か月ごとにできることを少しずつ積み重ねていけば、無理なく、着実に近づいていくことができます。

フリーランスになると、自由もありますが、それ以上に「自分で判断する責任」がついてきます。
だからこそ、準備段階でたくさん悩んで、たくさん調べて、自分の道を選ぶことがとても大事です。

そして最後に。
「準備しておいてよかった」と思える日は、必ずやってきます。
あなたの一歩を、心から応援しています。

もしこの記事を読んで、「もっと具体的に相談してみたい」「技術経歴書の書き方に迷っている」などがあれば、
このサイトのお問い合わせなどからお気軽にご連絡ください。
同じような道を歩んできた身として、できる範囲でお力になれたら嬉しいです。

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