【初心者】フリーランスエンジニアになる前に知っておきたいこと5つのこと

フリーランス

こんにちは、まさきです。
今回はフリーランスエンジニア3年目の私が自分の経験と周りのエンジニアを見ていて感じたフリーランスエンジニアになるときに知っておきたいことを5つ紹介していきます!

スポンサーリンク

はじめに

今回フリーランスエンジニアと言っているのは、個人事業主として企業と契約して月単位で契約するエンジニアのことを指しています。

Web制作などの成果物に対して売り上げを頂いて、月にいくつもの契約をする形式ではないのでご注意ください。

対象読者

この記事の対象読者はこちらです。

  • 近いうちにフリーランスエンジニアになる方
  • IT企業に勤めていてフリーランスエンジニアに興味がある方
  • 将来的にフリーランスエンジニアを目指す方

結論

今回ご紹介する内容はこちらです!

  • 1人で作業できるレベルのスキルは必要
  • 案件は以外と見つけやすい
  • 税金は全部自分で納める
  • 企業との信頼が大切
  • 単価を上げるにはコツがいる

知っておきたいこと

ここから知っていきたいことをご紹介していこうと思います。

1人で作業できるレベルのスキルは必要

まず最初はスキルについてです。
やはりサラリーマンからフリーランスに転向するにあたってどれぐらいでできればいいかは気になるところですよね?

スキルについてはその業務の最低限の知識があって、最初にやり方さえ聞けばあとは自分1人で完了できるレベルあればいいと思います。

フリーランスエンジニアだから誰からの質問も答えられる、知らないことはないみたいなスーパーエンジニアである必要はありません。
エンジニアの「1人」としてカウントできるスキルがあれば大丈夫です。

例として、開発であれば「〇〇の機能を作ってほしい」と言われます。
その場合は仕様を最初に聞いて、あとはプロジェクトの書き方に沿って実装していきます。
コーディング規約がある場合はそれに合わせるようにして、そのほかは正解はないので自分のやり方で完了させます。
実装が完了したらコードレビューがあると思うので、その指摘内容の次の実装に生かしていけば特に問題はないと思います。

ここで実装方法が全く分からない場合は厳しいです。
全部の実装方法を教えるなら自分でやった方が早いと思われてしまいます。
100%わからなくてもいいので、わからない場合は必要なメソッドを自分で調べて使えるレベルであれば問題ありません。
他にはすでに動いているコードをうまく組み合わせて活用するのも時間の短縮になるので大切です。

私の場合はJavaの案件をやっているのでJavaの案件で最低限必要だと感じたのは以下です。

  • MVCの構成でJavaが書けること
  • gitが使えること
  • SQLがある程度書けること
  • EclipseなどのIDEでデバッグができること

1人で実装するためにはデバッグできることやWebや資料から調べる能力は必須になってきます。

案件は以外と見つけやすい

次は案件はどうやって見つけるのかについてです。

企業向けの案件を見つける方法は2つあります。

  • 今まで仕事などで関係があった企業と直接契約する。
  • フリーランスエンジニア向けのエージェントを利用する。

他にも案件を見つける方法はいくつかあると思いますが、王道はこの2パターンだと思っています。

この中で企業と直接契約するのはなかなかハードルが高いです。
まず辞める前の会社のお客様とフリーランスになった自分が契約をするとなると、辞める前の会社ともめる原因になるので、前の会社から許可が出ていない場合はやめた方がいいです。

私の場合は、フリーランスエンジニア向けのエージェントと契約して案件を探してもらいました。
最近はフリーランスエンジニア向けのエージェント企業もある程度有名になり信用できるので、カジュアル面接から徐々に依頼していいか見極めて、大丈夫そうなら契約していいと思います。

エージェントを使うと契約は、自分とエージェント、エージェントと企業となり、間接的に企業と契約しているような状態になります。
エージェントを使うと案件をいくつか紹介してくれて、そこから自分が気になる企業の担当者と面接をして、お互い希望している場合に契約が成立します。
この面接では相手が自分を見るだけではなく、こちら側も断る権利があるのが一般的な面接とは異なります。

このときにありがたいことにエージェントの方は結構単価についても相談に乗ってくれます。
単価はエージェントと企業が契約した金額からエージェントの取り分(マージン)を除いた分が自分に入ってきます。
それがエージェント会社の利益となるわけです。

話を戻しますが、エンジニア不足と最近はずっと言われているだけあってエージェントの会社には案件の情報が多く来ていることが多いです。
そのため自分のスキルが見合っていればすぐに紹介してくれるので、案件はすぐに見つかります。
月単位で契約を結んでいるので働いていない月はお金がもらえないと心配する方もいるかもしれませんが、割とすぐに見つかる印象です。

ただ、エージェントによって変わってくる部分もあるので、その辺は自分に合ったところを見つけていく方が良いと思います。

税金は全部自分で納める

ここが一番会社にいると想像がつきにくいところだと思います。

一番よく聞く内容としてがフリーランスになると2,3月に確定申告があります。
確定申告は去年1年間の売上を税務署に申告することです。
会社員の場合は月々の給料から少しずつ支払っているため確定申告は必要ありませんでした。
この支払いの過不足を調整するための年末調整はありましたが。

この確定申告は税理士を雇わない限り自分でやる必要があります。
フリーランスエンジニアの場合は1人でやれる量の場合が多いため税理士を雇わず自分でやっている人が多いです。

豆知識ですが、フリーランスエンジニアになるときに青色申告の提出をすると税金が少し抑えられるのでおすすめです。

確定申告の他に自分で払わないといけないものがあります。

  • 国民保険
  • 国民年金
  • 住民税

全て会社が毎月の給料から代わりに払っていてくれていたものですが、個人の場合は自分で支払う必要があります。
そのため売り上げを全部使いきっていたら大変なことになります。

急な支出があったときや事故や病気で働けなくなったときのために貯金はしておいた方がいいです。

企業との信頼が大切

フリーランスエンジニアは社員ではないので、契約を切ることはすぐにできます。
実際この2年間でも何人か見てきましたが、その原因としてこのような人が多かったです。

  • 事前に言っていた情報と違う(できると言っていたことが明らかにできないなど)
  • 勤怠が悪い(全然来ない、急に休む)
  • 単価と作業の質が見合っていない

フリーランスエンジニアの案件が多いと言うことは逆に言うと自分の代わりはいくらでもいるということです。
そのため企業の担当者が契約を終了させようと思えばすぐ1か月だろうと3か月だろうと切られてしまいます。
そういったことのないように信頼を作ることが大切です。

フリーランスとして共通のことですが、「その人になら任せても大丈夫」「その人が必要」と思ってもらわないといけません。
仕事面では期日や時間を守る、高い品質で提出する、ホウレンソウをこまめにするなどがあります。

それ以外でも人間力の部分でも自分の価値は見いだせると思っています。
例えば、エンジニアは寡黙な人やシャイな人が多いので、その場を盛り上げる人や雰囲気を和ませる人、相手の好きな話しを引き出せる人は集団として必要とされるはずです。

他には専門的な技術に強い人も必要とされます。
おなじ会社だと案件の都合上みんなのできることが似てきます。
そこに全然違う知識に強い人が加わると選択の幅も増えますし、企業としての知見を増やすことにもつながります。
あえて自分の技術が刺さりそうな案件を選んでみるのもいいと思います。

単価を上げるにはコツがいる

フリーランスエンジニアは基本的に月に1つの案件だけに入る人が多いです。
(たまに2つやっている方もいたり、他で複業しているのはおいておきます)
1つの案件だとその案件しかできないので月の単価で全てが決まってきます。

単価は上でも話したのですが、案件に入る際にエージェントと話し合ってきめます。
この単価が高すぎると企業側も了承してくれないので、ちゃんと自分の価値を見極めて交渉した方がいいです。

ここで単価を上げるのにカギになってくるのが、自分の見せ方とエージェントの取り分(マージン)です。

自分の見せ方とは、1つは自分が出した金額より下がるのを見越して、あえて少し高い金額で企業に出します。これにより少し下がっても自分が望んでいた金額になるし、企業側も当初の金額より少し下げたからお得だと感じる技です。
もう1つはフリーランスエンジニアの1年目だと実績や信頼がないので低く見積もられがちですが、正しくアピールをしていきたいですね。
エージェントもいくつか応募して単価の相談をして一番高くしてくれたところを選ぶのもひとつの手です。

エージェントの取り分で話したいのは、自分に入ってくるお金は企業が自分に出す単価からエージェントの取り分を引いた分だと話しました。
つまりエージェントの取り分が少なければ少ないほど自分に入ってくるお金が多くなります。
このエージェントの取り分はエージェントごとに決まっていて公表しているところもあればしていないところもあります。
この自分の企業における単価は大体一緒になってくるので、あとはエージェントの取り分を少なく交渉していきたいところです。
この交渉はエージェントに対して行います。
あまり取り合ってくれないのであれば、他のエージェントを探すことも視野です。

また、これらは案件に入る時の話ですが、案件に入ってからは中々上げにくいと感じています。
最初に交渉をしたならなおさらで、その企業が出せる最大の単価で入っている可能性が高く、単価交渉をしても通らないことが多いです。
それに単価を大幅に上げるならその企業にある程度のメリットを提供しないといけないため、価値を出せなかったら契約を切られる可能性が出てきます。

単価を一番に考えるのであれば、

案件に入るときに最大まで単価を交渉し、入ってからは常に割り振られたタスクを全力で行ったうえで、リーダーなど新しいことをやらせてもらってできることを増やす。
そして1,2年で案件を変えて、できることが増えているはずなのでそこを生かせる案件を前回以上の単価で入ってまた新しいことを経験する。
これを繰り返します。

ただし、案件が短いと経歴書見られたときに心配されたり、やりがいを感じにくくなるので、フリーランスエンジニアをやっていくうえで自分が大事にすることを明確にしてからが良いと思います。

スポンサーリンク
フリーランス
スポンサーリンク
この記事を書いた人

フリーランスエンジニアでJava案件をしているひとです。
未経験からSIer企業で5年務めたあと、いろんな技術を学びたかったのでフリーランスを選びました。
Java以外もいろいろ投稿します。
いろいろ新しいことに挑戦しながらゆるっと書いています。
ぜひよろしくお願いします。

まさきをフォローする
シェアする
まさきのエンジニア図書館
タイトルとURLをコピーしました