デコンパイルとは
コンパイルについては以前の記事でご説明したように、作成したjavaファイルをコンパイルすることでclassファイルを生成することができます。
デコンパイルとはこの逆でclassファイルからjavaファイルを生成することができます。
どういうときに使うのか
結論から言うと手元にclassファイルしかないときに使います。
classファイルの状態でもプログラムは動きますが、人間が読める状態ではありません。
なのでソースの内容を見たい場合はデコンパイル(逆コンパイル)をしてjavaファイルにする必要があります。
特に既存のシステムではjavaファイルはなく、classファイルのみデプロイされていることが多いです。
既存システムにカスタマイズを加えたいときなどはソースを見てデグレがないように修正しないといけません。その場合にデコンパイルをしてjavaファイルの中身を見ながら修正する形になります。
デコンパイル方法
Jadダウンロード
今回はJadを使ってデコンパイルします。以下サイトからダウンロードしてください。
ここから自分のPCのOSに合ったものをダウンロードします。
ダウンロードしたものを解凍します。
解凍するとjad.exeができます。このファイルを適当な場所に配置してパスを通します。
一番簡単な方法はjad.exeを「C:\Windows」に配置します。
これでデコンパイルが使用できるようになりました。
デコンパイルする
デコンパイルには以下のコマンドを使います。
jad ファイル名.class
例としてHello.classがあるとします。この場合は
jad Hello.class
このように使います。