最近はプログラミング副業をする人が増えたり、エンジニアの需要が上がってきている今、副業や転職のためプログラミングを始める人が増えてきました。
「Progateを始めてみたけれど、3日坊主でやめてしまった…」「HTMLは書けるようになったけど、これって何に使えるの?」などプログラミング学習を独学で始めたけど挫折してしまった人は多いのではないでしょうか。
この記事では、「何から始めればいいのかわからない」とプログラミング初心者が安心して、一歩を踏み出せるように、プログラミング独学の道筋をわかりやすくまとめていきます。
結論
独学で学習を始めた初心者が最初にぶつかりがちな壁は「何から始めて、どう続けていけばいいのか分からない」ことです。
必要なのは自分が動くものを作ることと、自分が成長できていることを実感することです。
そこで、まずは次の3つを実践してみましょう。
- ProgateでHTML/CSSを3レッスンやってみる
- JavaやJavaScriptで「こんにちは」と表示するような動くコードを書いてみる
- 学習記録をSNSやQiitaでアウトプットする
このように、完璧を目指すのではなく「少しの成功体験」を積み重ねていくことで、着実にスキルが身についていきます。
なぜ挫折するのか?よくある壁と準備
よくあるつまずき
プログラミングの独学でよくあるつまずきは、目標があいまいなことでモチベーションが続かないことです。
- 「なんとなく」で始めて、ゴールが見えずにやめてしまう
→ 目標がないと、やっていることが意味を持たずに感じられてしまいます。 - 成果物ができず、「何の意味があるのか分からない」
→ 実際に動くものがないと、「進んでいる感覚」が得られません。
ここで立ち止まる人が多いですが、逆に言えば「作りたいもの」が決まれば、学習はスムーズになります。
始める前に考えておくべきこと
- 目的を明確にすること(Webサイトを作りたい?アプリを作りたい?)
→ 学習の方向性が定まり、モチベーションが保ちやすくなります。 - 目的に合った言語を選ぶこと
→ やりたいことと学ぶことが一致すれば、上達も早くなります。
例えば、
やりたいこと | 学ぶ言語 | 活用例 |
---|---|---|
Webサイトを作る | HTML / CSS / JavaScript | ポートフォリオ、ブログなど |
Webアプリを作る | JavaScript / Python | SNS、管理画面など |
スマホアプリを作る | Kotlin / Swift | 家計簿アプリ、習慣トラッカーなど |
AI・データ分析をしたい | Python | グラフ描画、機械学習入門など |
どうやって進める?学習ステップとおすすめ教材
「プログラミングの勉強って、まず何をすればいいの?」という疑問にお答えします。 この章では、まったくの初心者でも安心して進められるように、順を追って学ぶ手順と、使いやすい学習ツールを紹介します。
ステップ1:コードの基本(文法)を理解する
最初に取り組むべきは、プログラミングの「文法(コードの書き方のルール)」を覚えることです。 ここではProgateや参考書などの書籍を使って、手を動かしながら学ぶのがおすすめです。
例えばJavaを学習する場合のおすすめは以下です。
- Progate(Java)
→ スライド形式で進められ、環境構築なしですぐにコードを実行できるのが特徴です。実際に動かして覚えるタイプの学習に向いており、感覚的に理解したい人におすすめです。 - 書籍『スラスラ読めるJava』『スッキリわかるJava入門』など
→ 理論から丁寧に学びたい人に向いています。ただし、環境構築(開発ツールの設定など)が必要なので、ここでつまずく人も多いです。 - おすすめはどちらも使う方法で、最初はProgateで手を動かしながら感覚を掴み、書籍で文法の理解を深めるというハイブリッド学習がおすすめです。
私がJavaを学び始めたとき、よく出てくる構文の「public static void main
」って何?状態でした。でも、何度も書いて、慣れてきたタイミングで意味を調べることで、少しずつわかってきました。
ステップ2:小さくても「動くもの」を作る
文法を覚えたら、次は「実際に動く」アプリを作ってみましょう。ここで「自分にも作れる!」という自信が得られます。
例としておすすめのアプリは、
- ToDoアプリ:入力・削除といった基本操作でロジックが学べます。
- 簡単な電卓:四則演算のロジックで関数の使い方を覚えられます。
- 占いアプリ:ランダムな数を使って「毎日違う結果」が出る仕組みを楽しめます。
Javaで「こんにちは」と表示するだけのプログラムでも、最初に動いた時は本当に嬉しかったのを覚えています。
ステップ3:学んだことをまとめて可視化する
最後に、作ったものや学習したことを「見える形」にまとめましょう。アウトプットすることで理解が深まり、他の人に見てもらうことが自信にもつながります。
- Twitter:進捗を記録したり、学んだことをメモしておくのに便利です。学習日記やエラーメモなどをまとめましょう。
- ポートフォリオサイト:自分の作品をまとめたWebページを作っておくと、実力の証明になります。簡単な自己紹介ページから始めてみましょう。
- Qiita:学んだことを技術記事として公開できます。簡潔に書く練習にもなり、エンジニアとしてのアウトプット経験になります。
- ブログサイト:自分の言葉で丁寧に書きたい人にはブログがぴったり。学習記録や気づきを長文で残すのに適しています。学んだことを記事として発信することで、自分の理解も深まり、アウトプットの場にもなります。初心者の視点は他の初心者にとっても貴重です。:自分の作品をまとめたWebページを作っておくと、実力の証明になります。
- note:ブログと同じ使い方ができますが、自分でサイトを作る必要がなく簡単に始められます。note内でもタグで検索できますので一緒に頑張る仲間を見つけられます。
「誰かに見せる前提」で学ぶことで、手を抜かずに取り組めるようになりました。
また一緒に頑張れる人を見つけられるメリットもあります。
不安の乗り越え方と行動提案
ここからは、よくある不安や悩みに寄り添いながら、乗り越えるための方法と、小さな行動提案を紹介します。
よくある悩みと対処法
Q. どのくらいでできるようになる?
→もちろん人によって変わりますが、 1日30分で3ヶ月やればある程度かけるようになると思います。他のこともそうですが毎日積み上げれば、確実に前進します。
私も最初のころは理解できないままコードを真似して書いてました。しかしコツコツ続けているとあるときにコードが一気に書けるようになりました。新しいことを始めるのは簡単なことではありませんが、やった分はちゃんと身についています。
Q. エラーが読めません…
→ エラーは初心者にとって最大の壁ですが、実は何がわるいのかちゃんと表示されています。まずはエラー文をしっかり読んで、何を言っているのかを理解しようとする姿勢が大切です。
その上で、わからない単語をGoogle検索する、ChatGPTに尋ねる、Stack Overflowで探すなど、調べる習慣をつけましょう。特にChatGPTは、難しいエラー文をわかりやすく説明してくれたり、解決のヒントをくれる強い味方になります。
私も最初はエラー文を読むのが怖くて、すぐ閉じてしまっていました。でも「まずは一文ずつ読んでみる」「それをコピペして調べる」だけで、だんだん意味が見えてくるようになりました。今では、エラーを見ると「お、ヒントが出てるな」と前向きに捉えられるようになりました。
最初はエラー文をコピペして検索、ChatGPTにも頼ってOK。むしろ検索する力が大事です。
またその日は諦めて次の日に試してみると解決するときもあります。プログラミングあるあるですね。
Javaの学習のときはオブジェクト指向に何度もつまずきました。でも「文法→関数→クラス」と段階を意識したことで理解が深まりました。
Javaはプログラミングでも難しい方ですが、Javaが読めると他の言語も大体読めるようになるのでJavaから始める人は大変だと思いますがその分力はつきます。
今日からできる3ステップ
プログラミング学習では、いきなり完璧を目指すよりも、「少しの成功体験」を積み重ねることが何より大切です。小さな「できた!」の積み重ねが、やがて大きな自信と継続につながります。
- Progateに登録し「HTML&CSS初級」を3レッスンだけやる
→ 最初の達成体験を得るのにぴったりな量です。 - Javaで「こんにちは」と表示するコードを写経して動かす
→ 実際に動くことを体感すると、やる気が大きく変わります。 - 学習記録をTwitterやNotionでログに残す
→ 継続しやすくなる上に、他人からのフィードバックも得られます。
続けるためのマインドセット
プログラミングをやる中でここが壁になりますが、越えた先に「楽しい」が待っています。
- 完璧を目指さない。「分からなくても次へ」でOK
→ 理解は後からついてきます。まずは手を動かしましょう。 - 1日5分だけでも「開く」ことを目標に
→ 毎日の習慣が、やがて大きな力になります。 - エラーに出会ったら「成長のサイン」と思ってみる
→ つまずきが多いほど、身につくスキルも増えます。
最初は毎回エラーで止まってばかりでした。でも、そのおかげで「検索力」と「調べ方」が身につきました。今では他の言語でも怖くありません。
独学でやるときの注意点
- 1人で抱え込まない:エラーは必ず出るので、調べて解決する力が大切(ChatGPTも活用)
- 「教材を終える=理解した」ではない:学んだら、自分で動かすことで初めて定着します
- 完璧を求めず、まずは通過する:「分からなくても進む」柔軟さが継続のカギです
おわりに
ここまで読んでいただいたあなたは、すでにプログラミングを身に付けて「変わりたい」と思っているはずです。
プログラミング学習でいちばん大切なのは、目的を持って、段階的に、継続すること。
私自身、Javaで何度も「向いてないかも」と思いましたが、動くコードを書けたときの達成感が原動力になりました。
迷っているなら、今日、Progateを開いて「1レッスン」だけでもやってみてください。 その小さな一歩が、エンジニアとしての最初のスタートラインになります。
まとめ:行動につなげる「最初の3ステップ」
独学に悩んでいたとしても、まずは次の3つの行動から始めてみてください。
- Progateで1レッスンやってみる
→ 手を動かしながら学ぶことで、「わかる」から「できる」への第一歩になります。 - Javaで「こんにちは」と表示するだけのプログラムを真似する
→ コードが動いた感動が、「続けたい」という気持ちにつながります。 - できたことをSNSでアウトプットする
→ 誰かに見せる前提で学ぶと、理解が深まり、自信も生まれます。
→ 自分の成長が可視化され、継続のモチベーションになります。
完璧を目指す必要はありません。「少しの成功体験」を積み重ねることが、あなたの学びをぐっと前に進めてくれます。