Javaを学び始めたばかりの方からよく聞くのが、「コードはどこに書くの?」「どうやって実行するの?」という疑問です。手書きでメモ帳に書いても動くのか、何か特別なソフトがいるのか、初めての人にはわかりづらいですよね。
そんなJava初心者の方のためにわかりやすく丁寧に説明していきたいと思います。
まとめ
まずはこの記事のまとめです。
Java初心者にとって、IDEは「わかりやすく書ける」「間違いに気づける」「エラーの原因を調べられる」ための最強ツールになります。
IDEを使うことで、
- コマンド不要でコンパイル・実行ができる
- デバッグで原因追跡がしやすい
- 補完・エラー表示・リファクタリングで作業が効率化
- Java学習を支えてくれる便利な相棒となる
はじめに:コードってどこに書くの?
まずコードはどこに書けばいいのかというと、コードはメモ帳でも他のテキストエディタと呼ばれるものならどこでも書けます。
保存するときに拡張子を.javaにして保存すればJavaファイルが作れます。
しかし、テキストエディタや他の便利機能をまるごと使えるJavaの開発に特化したIDEというものがあります。
IDEではコードの間違いがわかりやすいので初心者におすすめです。
私もJavaの学習を始めたばかりの頃、メモ帳でJavaを書いて黒い画面(コマンドプロンプト)に向かってjavacコマンドでコンパイル、javaコマンドで実行……という手順に戸惑いました。
そんなとき、IDEという存在を知って「もっと早く使えばよかった」と思ったのを覚えています。
IDE(統合開発環境)を使えば、Javaのコードを書く・動かす・直すという一連の作業が一つの画面で完結します。 この記事では、IDEとは何か、なぜJavaで使うと良いのか、どんなことができるのか、そしてJava開発でよく使われるIDEの種類と、初心者にこそ知ってほしい「デバッグ」についても詳しく解説していきます。
IDEとは?初心者にもわかりやすく解説
IDEとは「統合開発環境(Integrated Development Environment)」の略称で、プログラミングに必要なツールを一つにまとめたソフトウェアです。
たとえば、コードを書くための「エディタ」、エラーを教えてくれる「文法チェック機能(コードの書き方のルールチェック)」、そしてプログラムをIDE内で動かすための「実行ボタン」などが一つの画面で使えます。
Javaの場合、たとえば「public static void main(String[] args)
」という構文を打ち始めると、自動で補完してくれたり、mainメソッドのテンプレートを一瞬で挿入してくれる機能もあります。
私が初めてeclipseを使ったとき、「sysout」と入力してEnterを押すと、あの長いmainメソッドが一瞬で出てきて感動したのを今でも覚えています。
これにより、初心者でも迷わずプログラムを書くことができるようになります。まさに、Java学習を始めた方にとって心強いパートナーです。
IDEでできること
IDEでは以下のような作業が一つのソフトでできます。これは、現場のエンジニアも同じように活用しています。
機能 | 説明 |
---|---|
コードエディタ | プログラムを書く画面。色分け(シンタックスハイライト)で見やすい。 |
コード補完 | 途中まで入力すると候補を自動表示。タイポ(打ち間違い)も防止。 |
エラー表示 | 文法ミスがあるとリアルタイムで教えてくれる。 |
実行・デバッグ | ワンクリックで実行でき、途中停止や変数の中身確認も可能。 |
ファイル管理 | プロジェクト全体を整理して表示。フォルダ構造も一目瞭然。 |
Git連携 | バージョン管理ツール「Git」と連携でき、履歴管理が可能。 |
リファクタリング | 変数名やメソッド名の一括変更、引数の追加・削除などがGUI上で可能。 |
Javaでは特に、IDEが自動でコンパイル(javac)してくれるので、自分でコマンドを打つ必要がありません。ビルドや実行もすべてGUI(画面操作)で完結します。
また、変数名やメソッド名を変更したとき、IDEは関連するコードすべてを自動で更新してくれる「リファクタリング機能」があるため、大規模な修正でも安心です。
IDEを使うと何がいいのか?初心者にうれしい5つのメリット
1. 手動コンパイルが不要で効率アップ
Javaでは通常、コードを書いたあとに「javac」コマンドでコンパイル(中間ファイルの生成)し、「java」コマンドで実行する必要があります。しかしIDEを使えば、ファイルを保存するだけで自動的にコンパイルされ、ボタン一つで実行までできます。これは、黒い画面に慣れていない初心者にとって大きな助けになります。
私自身、学習初期に毎回コマンドを打ち間違えてはやり直す…という経験を繰り返していましたが、IDEを使ってから一気に作業効率が上がりました。コーディングに集中できるので、学習スピードも段違いです。
2. コード補完で書くのがラクになる
IDEには「コード補完機能」があり、途中まで入力すると関連する候補を表示してくれます。たとえば「System.out.println()」も”sysout”と打ってTabキーを押すだけで展開されます。構文が長く、綴りも正確に書かなければならないJavaでは特にありがたい機能です。
タイピングが苦手な方でも、安心して正しいコードが書けます。また、どのクラスにどんなメソッドがあるのかを調べる手間も省け、自然とクラス設計の知識も身につきます。
逆に文法などの書き方を身に付けたい場合は自動で補完されてしまうので向いてないです。
3. エラーをすぐに見つけられる
IDEでは、コードに文法ミス(たとえばセミコロンの付け忘れやスペルミスなど)があると、リアルタイムで赤線やエラーメッセージが表示されます。
エラーにはコンパイルエラーと実行時エラーがありますが、文法ミスのようなコンパイルエラーは事前に対処できるので親切です。
さらに、マウスカーソルを合わせるだけで「この行のどこが悪いのか」を解説してくれるため、原因を自力で調べる時間がぐっと減ります。初心者がつまずきやすい「エラーの意味がわからない」「どこが間違っているのかわからない」といった悩みをIDEが解消してくれます。
4. デバッグが簡単にできる
Javaプログラムが思い通りに動かないとき、「どの処理でおかしくなったのか」「変数に入っている値は正しいか」などを確認する必要があります。これが「デバッグ」と呼ばれる作業です。
IDEでは、行番号の横にあるマークをクリックするだけで「ブレークポイント(途中で処理を止める地点)」を設定でき、プログラムをステップごとに実行したり、変数の中身をその場で確認したりできます。
私も、if文がうまく動かない原因が「想定と違う値が入っていた」ことに気づけたのは、この視覚的なデバッグ機能のおかげでした。初心者が苦手とする「バグの特定」を視覚的に手助けしてくれるのが、IDEの大きな魅力の一つです。
Javaは変数を別の変数に代入したときも参照渡しなので、直接その変数を変更しなくても代入した変数を変更すればどちらも変更されてしまいます。
こういった意図せずに出たバグもデバッグにより見つける手助けになります。
5. リファクタリングが一瞬でできる
学習が進むと、「この変数名はもっと意味のある名前に変えたい」「メソッドの引数を追加したい」といった変更が増えてきます。IDEなら、変数名やメソッド名を一箇所変更するだけで、関連するすべてのコードに一括で反映してくれます。
たとえば、変数名を右クリックして「リファクタリング」を選べば、全クラス・メソッド内で自動的に変更されます。手作業で1つずつ探して変更する必要がないので、ミスもなく安心です。
私は以前、すべてのファイルを開いて手動でメソッド名を直していた経験がありますが、IDEの力を知ってからはもう戻れません。学習だけでなく、実務においてもリファクタリングは欠かせない作業なので、ぜひ使いこなしてほしい機能です。
主なIDEとその違い
Eclipse(エクリプス)
昔からある定番IDEで、多くの教科書や教材で紹介されています。
使っている人もエクリプスが一番多い印象です。
プラグインを入れることでSpring Bootの開発も対応しています。
ただ、動作が重くなる場面があり、私自身も途中からIntelliJに乗り換えました。
IntelliJ IDEA(インテリジェイ)
私が現在も使っているIDEで、最もおすすめです。
動作が軽く、補完も正確で、Spring Bootとの相性も抜群です。特に初心者がつまずきやすい部分をIDEが先回りしてサポートしてくれる感覚があります。
eclipseとショートカットキーが違うので慣れるまで苦戦しますが、eclipseのショートカットキーと合わせる設定があるのでIntelliJに変えた方でも問題なく使えます。
VSCode(Visual Studio Code)
設定すればJavaにも使えますが、初心者には少し敷居が高く感じられるかもしれません。プラグインを組み合わせることで柔軟に使えるのが魅力です。
どちらかというとフロントエンド側の機能が充実しています。
Javaに関してはまだIntelliJやeclipseの方が使い勝手が段違いです。
まとめ:IDEを使えばJavaの学習効率が飛躍的に上がる
Java初心者にとって、IDEは「わかりやすく書ける」「間違いに気づける」「エラーの原因を調べられる」ための最強ツールです。
この記事の要点を振り返ると、
- コマンド不要でコンパイル・実行ができる
- デバッグで原因追跡がしやすい
- 補完・エラー表示・リファクタリングで作業が効率化
- Java学習を支えてくれる便利な相棒となる
特にIntelliJ IDEAは軽快で使いやすく、Javaの学習や開発において強力なサポートとなります。
IDEを活用すれば、「動かす」だけでなく「理解する」ステップに早く進めます。ぜひ、自分の手でIDEを触って、Javaの楽しさをもっと実感してみてください。