こんにちは。まさきです。
今回は現役フリーランスJavaエンジニアである私が、Java Goldの中で出たばかりのJava Gold SE 17を取得したので感想や振り返りを行います。
まだ参考書も出ていないので、これから受けてみたいと思う方の参考になればと思います。
Java Gold SE 17とは?
Java Gold SE 17は、オラクル認定資格の中でも上級に位置づけられる試験です。Bronze、Silver、Goldとある中で一番難しい試験です。
【1Z0-826-JPN】Java SE 17 Programmer II の試験に合格すると『Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 17 認定資格』資格を取得できます。
設計者の意図を正しく理解して独力で機能実装が行える中上級者向け資格
oracle.com
Oracleでは上記の用に書かれている通り、GoldはJavaの基本文法やオブジェクト指向を問うSilverに比べ、より実務に近い知識が求められます。
出題範囲は広く、APIや新機能の正確な理解に加えて、モジュールシステムや並列処理などの設計要素も含まれています。
試験概要は次の通りです。
- 試験名:Java SE 17 Programmer II
- 試験番号:1Z0-826-JPN
- 関連資格:Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 17
- 出題形式:選択問題
- 試験時間:90 分
- 出題数:60 問
- 合格ライン:65 %
- リリース日 : 2025/02/08
一問ごとの難易度が高いかつ試験時間が90分と短くなったため、時間配分の工夫も重要になります。
Java Goldを受験した理由と目的
理由は2つあります。
1つ目はフリーランスとして自分を知らない人に向けてもアピールできるからです。
2つ目はJavaの知識を最新にアップデートしたかったからです。
勉強期間と学習時間の目安
私の場合、Java Silver SE 8を持っていたことと、Java Gold SE8をあと数問で落としていたところからの学習スタートでしたが、学習期間はおよそ2か月でした。平日は通勤時間に1時間、休日は2時間前後勉強し、総学習時間は約50時間ほどになります。
私自身ギリギリだったので17で追加された問題はもう少しやった方がいいので、100時間ぐらいやった方が確実だと思いました。
Java Gold SE 8を再受験しようと思ったところ、もう受験できなくなってしまっていたので、SE11を受けるか悩みましたがいい機会だと思いSE 17を受験しました。
SE17を受けると決めてから参考書を買いに行ったら17の参考書がまだ出ていないことに気づき焦りましたが、なんとかなりました。
おすすめ教材と使い分け
使った教材は以下の2つです。
- 紫本
基礎知識の整理に最適です。解説が丁寧で理解を深めやすいので、最初の教材としておすすめです。 - 白本
出題傾向まとめ
実際に出題された内容で印象に残ったものを整理すると次の通りです。
- Stream APIやOptionalの使い方と挙動
- 並列処理(ParallelStream、Concurrentコレクション)
- モジュールシステムの宣言とアクセス制御
- Java 17の新機能(record、sealedクラス)
- ラムダ式やメソッド参照、関数型インターフェース
- 日付やロケールのフォーマット指定
- 内部クラスの挙動
特にAPIの細かい挙動を理解していないと答えられない問題が多く、「コードを実際に動かして確認しておくこと」が重要だと感じました。
当日の試験体験
試験はPearson VUEで予約しテストセンターで受験しました。
最初に全問をざっと解いてから、分からない問題にマークをつけて見直す戦略を取りました。結果的にこれが良く、見直しで数問拾えました。
結果発表と反省
結果は正解率65%、まさに合格ラインぎりぎりでした。合格は合格ですが、余裕はありませんでした。
反省点としては、模擬試験で形式には慣れたものの、API仕様をコードで確かめる作業をもっとしておくべきでした。ストリームや並列処理の挙動は、暗記ではなく実体験が必要だと痛感しました。
これから受ける人へのアドバイス
- 勉強時間は100時間前後を目安に計画的に進める
- 紫で理解を固め、白本で演習、模擬試験で仕上げる。17だけの範囲は別途学習する。
- 出題傾向として、Stream API・Optional・モジュール・並列処理・新機能は重点的に対策する
まとめ
Java Gold SE 17は難易度が高いですが、準備をしっかりすれば十分合格可能です。資格取得の過程でJavaの知識を体系的に整理でき、実務にも役立ちます。
私自身、合格ラインぎりぎりでしたが挑戦して良かったと思っています。これから受ける方も、ぜひ早めに学習を開始して計画的に取り組んでみてください。